「tayo」デザイン 猿山修、監修/仕上げ 竹俣勇壱、製作 株式会社ロング
ウチソト カバー図面
ソトからの依頼を受け、自分の世界=ウチを形にしたものがデザイナーである猿山にとっての図面。一方、作り手である竹俣、ロングにとっての図面はソトからやってくるもの。そして、ひとたび製作が始まれば、持ち得る感覚や技術=ウチを総動員する。その時図面は竹俣、ロングのウチに取り込まれる。
ウチソト カバー1
ウチから出来上がったものをソトへ向けて発表する。この時、tayoにとってカバーはウチであり、受け手であるお客さんや販売店、もしくは編集者やライターにとってはソトである。ソト=受け手の反応を元に、ウチ=tayoで再検討がなされ、カバーはさらに更新されていく。
ウチソト カバー2
tayo自身が使い手となる時、カバーはソトになる。カバーとソトから関わることになる。ソトから見て、触れて、使う。よいところや悪いところを見つけ、よりよいものになるよう、それぞれのウチにフィードバックさせていく。猿山はウチ=図面に反映させ、竹俣、ロングにとってはカバーがウチとなる製作時に活かされる。
ウチソト カバー3
ひとつのものを軸に考えても、関わる立場や役割、視点によって、それが私にとってウチかソトかは軽やかに入れ替わる。ひとりの中に、また関係するひとの数だけウチトソトが重層的に生まれては再構築されていく。ある原型を元に、サイズやデザインの変換を行うことで多様なアイテムを展開する、tayoの姿勢と重なり合う。
猿山修 - デザイナー
1966年生まれ。麻布にて、ギュメレイアウトスタジオ/古陶磁を含むテーブルウェア等を扱う「さる山」を主宰。
グラフィック、プロダクト、及び空間デザインを広く手掛ける。各地の窯元等にデザインを提供する一方、
陶工、金工等の作家との共作も多数。演劇、映像及び展覧会のための作曲・演奏活動も行う。
tayo:デザイン 猿山修、監修/仕上げ 竹俣勇壱、製作 株式会社ロング
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「ものに思いを込めるということ」
皆川明 + 森岡督行 + 熊谷幸治
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